旅から学んだこと-忘れ物を通して-

特別研修に参加するため、アメリカに10日間滞在しました。1日のうちに服を着替える日もあったので、スーツケースの中はぎっしり。帰国のパッキングは、10日分の荷造りを詰め直すのに2晩もかかってしまった程です。
帰りの便はワシントンD.C.経由で東京へ向かう早朝のフライト。朝6時にはホテルを出て空港に向かわなければならなかったので、かなり慌ただしい朝でした。
チェックアウトのためにフロントへ行き、ベルスタッフをお願いしたところ、「7時半までスタッフは不在」とのこと。どうしようかと戸惑っていたところ、ロビーを掃除していた若い男性が目に入りました。事情をし、チップをお渡しすることを伝えると、快く部屋から荷物を運ぶのを手伝ってくださることに。
部屋ではスーツケースも手荷物もすでに全てパッキング済み!と思っていたのですが、実はこの時クローゼットにジャケットが掛かっていたのです!でもその日は朝から気温が高かったこともあり、ついうっかり取り忘れてしまいました。

 

教訓:チェックアウト前の「最後の見回り」は忘れずに。

クローゼット、バスルーム、ベッドの下……出発前のひと手間が、大きな安心につながります。
すでに荷物を整えたという安心感から、私は「何も忘れていない」と思い込んでいました。それが間違いでした。
(ちなみに、飛行機を降りるときも、座席まわりの確認は必須です。私はこれまで、スカーフやヘッドホン、その他の小物を何度も機内に置き忘れています……。)

経由地の空港に到着し、次のフライトまで少し余裕があったので、あらためて荷物の中身を見直してみたところ――
あれ? ジャケットがない。
ハンドバッグにも、キャリーケースにも入っていません。
そう、ホテルのクローゼットに掛けたまま、置いてきてしまったのでした。
すぐにホテルへ電話をかけ、まだ滞在していた友人の名前と連絡先を伝えしました。数日後、その友人から「ホテルにはジャケットはなかったと言われた」との連絡がありました。そして、ホテルから「ILeftMyStuff.comというサイトを試してみてください」と案内されたそう。


正直なところ、あまり期待はしていませんでした。ホテルにないなら、もう見つかることはないだろうと。
ところが、念のためそのサイトにアクセスしてみたところ……なんと、翌日には「お忘れ物が見つかりました」とのメッセージが届いたのです!
破棄するか、配送を希望するかの選択肢があり、迷わず「配送」を選びました。名前や住所、クレジットカード情報、ジャケットの金額や原産国などを入力して手続きを完了。少々手間ではありましたが、それだけの価値は十分にありました。

How ileftmystuff works (ゲストの場合)
ILeftMyStuff.comより


月曜日に発送連絡が届き、水曜日にはすでに東京に到着。
そして木曜日、関税を支払って、無事に私のもとへ届けられました。
なんて素晴らしいシステムでしょう!


日本のタクシーにも、こうした仕組みがあればいいのに……とつい思ってしまいます。私は今でも、車内に置き忘れたあのルイ・ヴィトンの傘が戻ってくる夢を見ます。
これまでタクシーで忘れ物をしたことは何度もありますが、戻ってきたのはたった一度。
iPhoneだけでした。電話をかけたところ、運転手さんが出てくださったのです。

今回の経験を通じて改めて感じたのは、ハウスキーピングの方々への感謝の気持ちでした。
アメリカのホテルでは、多くのハウスキーパーが移民の方々です。皆さん、とても誠実で、仕事に誇りを持ち、丁寧にお部屋を整えてくださっています。決して私物に手を触れるようなことはせず、細やかな配慮をもって接してくださる方ばかりです。
誠実にお仕事をしてくださったホテル、ハウスキーピングの皆さま、そしてILeftMyStuff.comの丁寧な対応にも、感謝の気持ちでいっぱいです。
人の温かさを思い出させてくれた、ありがたい出来事でした。

 

 

 

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