私に起きた二つの悲しい出来事

旅行中に、悲しい出来事が二つありました。一つはニューヨークで新しいiPhone 16をなくしたこと。そしてもう一つは、トランプ氏が再び大統領になったことです。どちらも本当に悲しい話です。

私はアメリカで最も高級なデパートであるバーグドルフ・グッドマンのカウンターに携帯を置き忘れてしまいました。デパートのスタッフが拾った携帯電話について話しているのが耳に入ってきたのですが、私は携帯を置いた記憶もなく、自分の携帯のことだとは思いもしませんでした。

デパートには閉店時間までいてそれからホテルに戻ったので、携帯がないことに気づいた時はすでに閉店していたのです。パソコンで「Find My iPhone」にアクセスしてみると、確かにバーグドルフ・グッドマンにあると示されていました。スタッフからもらった名刺を頼りにすぐに電話をかけました。彼はマネージャーに連絡し、翌朝一番に探してくれることになりました。しかし私はその翌朝、東京行きのフライトが控えていました。

そこで、ハリー・ウィンストンの友人J.J.にお願いして、デパートのエマニュエルと連絡を取ってもらい、私の携帯を送ってもらう段取りを整えました。簡単なことだと思い、予定通りのフライトで日本に帰国しました。

しかし、翌日になっても翌々日になっても音沙汰がありませんでした。東京からカスタマーサービスに電話すると、親切な女性が遺失物センターや売り場を確認してくれましたが、見つかりませんでした。通話中に再度「Find My iPhone」で探してみると、携帯は店を出た後に電池切れになり、その後見つからなくなったことが分かりました。誰かが電池が切れるのを待って持ち出したのかもしれません。
すぐにAppleに新しいiPhoneを注文し、届くまでは古い携帯を復元して使っていました。

携帯をなくして初めて、それがいかに自分の生活の一部であるかを実感しました。だからこそ、命をかけて守るべきなのです。特に旅行中は、時差ボケや見慣れない環境によって普段とは違う行動をしがちです。これからはもっと気をつけようと思いました。

もう一つの悲しい出来事は、トランプ氏が再び大統領になると決まったこと。その瞬間から私はニュースを見るのをやめました。