Azumi's Dream Came True 〜私たちが見る全ての夢は、叶える可能性を秘めている〜

最近のInstagramライブでは、ゲストの方にインタビューしながらジェーン・アイルデールを紹介する新しいスタイルを取り入れています。この形式がとても楽しく、ゲストの人生のストーリーが私自身に大きな影響を与えてくれます。改めて、「何かを望むなら、待っているだけではなく自ら行動しなければならない」と実感しています。

私たちが見る夢は、全て現実として叶えることができる。先週お迎えしたゲスト、Azumiさんは、そのことを見事に証明してくれました。

Azumiさんは熊本で生まれ育ちました。お祖母さまは着物を仕立てる和裁士でした。お母さまはプロの和裁士ではありませんでしたが、Azumiさんのために洋服を作ってくれるような方でした。3歳のとき、Azumiさんは「お姫様になりたい」と思ったそうです。しかし、学校で先生に「お姫様は職業じゃない」と言われてしまいます。

その言葉にショックを受けたAzumiさんは、帰宅してお母さまにそのことを話しました。すると、お母様はとてもすてきな答えをくれました。「お姫様のドレスを作ることができれば、そのドレスを着てお姫様の気分になれるわよ」と。それを聞いたAzumiさんは、6歳にして「オートクチュールのデザイナーになろう」と決意したのです。

その後、デザイン学校で学び、夢を叶えるためにパリへ渡りました。名だたるブランドで経験を積みながら、認められるために努力を重ねたそうです。そして13年前、カタールのファッション企業からスカウトを受け、カタール王室のためのオートクチュールデザインを手掛けることに。さらに3年前には独立し、自身のブランド「ATELIER AZUMI 」を立ち上げました。現在、彼女のクライアントの多くは王族であり、ウェディングドレスやロイヤルイベントのためのドレスをデザインし、仕立てています。

最近では、大手ブライダル企業との契約も結び、次なる夢は「自分のブライダルラインをパリ・コレクションに出すこと」。まだ39歳の彼女は、夢を次々と実現させています。

インスタグラム@atelier_azumi_couture より
 

このインタビューは本当に素晴らしいものでした。まず正直に言うと、カタールがどこにあるのか、私は地図を見て確認する必要がありました。中東にあり、世界最高の航空会社がある国、ということくらいしか知らなかったのです。でも、Azumiさんの話を聞き、私の世界が広がりました。

そして印象的なのは彼女の幼少期のエピソード。子どもの頃に「お姫様になりたい」と願った彼女の夢を、お母さまが否定せず、形を変えて実現する方法を示したこと。その姿勢がとても素晴らしいと感じました。

最後に、Azumiさんが教えてくれた大切なこと——「ひとつの夢は、次の夢へとつながっていく」ということ。ただし、それを叶えるには行動することが何よりも大切なのです。

2025年3月14日、その夜は「ブラッドムーン」と呼ばれる皆既月食がありました。満月が地球の影にすっぽりと覆われ、赤銅色に染まる特別な瞬間。わずかな時間の出来事でしたが、私たちはその光景を実際に見て、写真に収めることができました。本当に素晴らしい夜でした。


 

 

 

 

 

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