追悼― I Love you, Einstein--Forever. ―

MRiの会長を務め、いつも私の傍で私たちと共にMRiを築き上げたアインシュタインは2022年10月5日旅立ちました。出張も共にし、グローバルミーティングにも出席したアインシュタイン。小さいながらもオフィスでは会長らしい特別な存在感があり、スタッフからも愛されていたアインシュタインの遺骨はそのままオフィスに置かれていましたが、三回忌を機に納骨することに決めました。今の私の思いを皆さまにもお伝えしたいと思います。

MRiを始めてから1年経った頃、アインシュタインは私の元にやってきました。初めて一人でビジネスを立ち上げ、不安の中でなんとか一年を乗り越えたご褒美のような存在でした。私の人生にすっぽりと入ったその瞬間から彼は静かな強さを与えてくれ、どんな試練の時も私のすぐそばで、一歩一歩一緒に歩いてくれているようでした。

彼が旅立ってから、もう3年になります。
その間に迎えた大きな節目のひとつが、昨年の「nino BEAUTY by Rikki L」の立ち上げでした。始まりは、自分でもこれほど大きな意味を持つことになるのか気づかないほど自然な流れでした。でも「プロテキシディンディフェンス アイクリーム」を発売した時、胸に込み上げるものがありました。
それは単なる製品ではなくMRiにとって、そして私にとっての特別な意義を感じたからです。アインシュタインも誇りに思ってくれるだろうと感じたからです。

今年の初め、ある風水の先生のTikTokを見てハッとさせられました。
「家の中に遺骨を置くことはあまり良くない」とおっしゃっていたのです。
日常生活は「陽」のエネルギーで成り立っているのに、遺骨は「陰」のエネルギーを持っていると。その言葉が、まるで稲妻のように私の心に響きました。
そして、アインシュタインの遺骨に安らかな場所を見つける時が来たのだと気づいたのです。

私は、彼の晩年5年間お世話になった白金の「ダクタリ動物病院」に連絡をしました。
CosmeKitchenの小木さんに紹介していただいた、ハイエンドな病院です。
広尾の近くで納骨できる場所を探してくださるようお願いしたところ、数週間後、2つの候補を教えていただきました。場所は品川と麻布十番でした。
品川の施設をパンフレットで見たところ、郵便局のような雰囲気で私には合いませんでした。ガラスの棚に写真や服、おもちゃと一緒に遺骨が並べられ、それが何列も何列も続いていました。そこを歩くだけで喪失感に胸が苦しくなりそうで、私には無理だと思いました。
もうひとつの選択肢「麻布十番の納骨堂ゆめみどう」も最初は迷い、正直なところ、帰ろうかと思ったくらいです。
でも最後に見せていただいた特別な屋外エリアを見たとき、ここだと思いました。
アインシュタインの名前は屋内に掲示されますが、私は屋内に入らなくてもそこにお花を持って訪れ、静かに彼と向き合って過ごすことができます。

条件として、私自身の遺骨も同じ寺院の共同納骨堂に登録する必要がありました。
アクセスはデジタルモニターを通してのみという形ですが、それは私にとって問題ではありませんでした。
私は日本で埋葬されるつもりはありませんでしたし、もしここに私の遺骨が残ることになってもそれはそれでいいと思えたからです。月日が経ち費用が尽きればいずれ私の遺骨はどこかに散骨されるでしょう。それでいいのです。
こうして、アインシュタインの最期の安らぎの場所として「ゆめみどう」を選びました。三回忌にあたるこの日に、正式に見送ります。

3年前のあの日の記憶は、今でも鮮明に心に残っています。
この地に眠ってもらうことで彼が天国で安らかに過ごし、これからもあの優しく守るような愛を私たちに注ぎ続けてくれますように。私たちが創造し、成長し、MRiを築き続ける―そこへ導いてくれますように。今もそばにいるように。アインシュタイン、あなたはこれからもずっと私の心の中にいて、きっと私もあなたの心の中にいるのでしょう。

I Love you, Einstein--Forever. 




 

 

 

 

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